Pythonのパッケージ管理システムpipを簡単にインストールする方法、pipの基本的な使い方(インストール、アップデート・アップグレード、アンインストール、一覧表示、一覧保存、一覧からの一括インストール、一括アップデート・アップグレード)
AWSのコマンドラインインターフェイス(AWS CLI)をはじめ、Pythonを用いて開発されているソフトウェアは近年さらに増えてきています。
というのも日本では日本人が開発したという経緯もありRuby、Ruby on Railsがシェアを広く占めていますが、欧米ではPythonが広く普及しており、外資系IT企業の開発物を中心にPythonが採用されることが多いためです。
今回はこれからグローバル化の中で日本でもますます使用する機会が多くなってくるPythonのパッケージ管理システムpipについて、インストール方法や基本的な使用方法を備忘録として記載したいと思います。
Pythonのパッケージ管理システムpipを簡単にインストールする方法、pipの基本的な使い方(インストール、アップデート・アップグレード、アンインストール、一覧表示、一覧保存、一覧からの一括インストール、一括アップデート・アップグレード)
pipのインストール方法
下記のコマンドをLinux、Mac OS XなどのUnix環境のコンソールで実行することでpipがインストールできます。
curl -kL https://bootstrap.pypa.io/get-pip.py | python
※以前は下記でしたが配布場所のURLが変更になりました。
curl -kL https://raw.github.com/pypa/pip/master/contrib/get-pip.py | python
pipの主な使い方
ここではpipの主な使い方を紹介します。
pipのパッケージを使用して開発する際などに知っておくと便利なpipコマンドの使い方をまとめました。
インストールパッケージの例はAWSのコマンドラインインターフェイス(AWS CLI)の「awscli」を使用しています。
個別パッケージを扱う場合はawscliの部分を必要なパッケージ名に置き換えてご使用ください。
pipによるパッケージのインストール
pip install awscli
pipによるパッケージのアップグレード(アップデート)
pip install awscli --upgrade
pipによるパッケージのアンインストール
pip uninstall awscli
pipでインストールしたパッケージ一覧の表示
pip freeze
pipでインストールしたパッケージ一覧のテキストファイルへの保存
pip freeze > pip_freeze.txt
pip freezeで出力したパッケージ一覧テキストファイルからの一括インストール
pip install -r pip_freeze.txt
pip本体のアップグレード(アップデート)
pip install pip --upgrade
pipでインストールしたパッケージの一括アップグレード(アップデート)
pip freeze | grep -v '^\-e' | cut -d = -f 1 | xargs pip install -U
yumパッケージ、pipを一括でアップグレードするスクリプト
yumのパッケージやpipのパッケージを個別にアップグレード(アップデート)するのが面倒な場合、個別にバージョン管理する必要が無い場合も要件やそれぞれの使い方によってはあります。
そのような場合に下記のようなスクリプトを用意しておけば、一括でyumとpipのパッケージをアップグレード(アップデート)できます。
vim yum_pip_upgrade.sh
#!/bin/bash #yumでインストールしたパッケージ全てをアップグレード yum -y upgrade #pip本体のアップグレード pip install pip --upgrade #pipでインストールしたパッケージ全てをアップデート pip freeze | grep -v '^\-e' | cut -d = -f 1 | xargs pip install -UReference: Tech Blog citing related sources