四国巡礼・四国遍路の四国八十八ヶ所霊場・札所まとめ・一覧[四県・全地域] / Shikoku Pilgrimage, 88 Temples Pilgrimage in Shikoku 〜創建、宗派、本尊、開基、真言、年中行事、住所、地図、電話番号、URL、納経時間、納経料金、定休日、最寄り駅、前の札所からのアクセス、駐車場〜

今、日本への海外旅行者の増加と巡礼旅ブームが相まって、四国お遍路が日本だけではなく世界中の外国人からも旅先として注目を浴びています。

四国お遍路とは弘法大師・空海の修行の道で縁のある88箇所の寺院を巡る旅路で、約1200年の歴史をもち毎年約20万人が訪れる日本を代表する巡礼の道です。

江戸時代頃に庶民の間で巡礼が流行したのをきっかけに全国的に四国遍路、四国巡礼、四国巡拝などの呼び名で知られるようになりました。

四国お遍路が世界の巡礼の旅と違う点として、出発点から順番に霊場を巡っていくと最終的に出発点に戻っくるという特徴があります。

旅の出発点に再び戻ってくることにより、旅の中で変化した自分の考え方や成長した自分を実感できることが、自分を見つめなおす旅として多くの人に選ばれる理由です。

また、四国お遍路の醍醐味としては他にも四国の山や川などの大自然を感じられることや巡礼地に根付いた地元の方々の温かい「お接待」のおもてなしの心に触れられることも魅力です。

最近では現代の多様化したライフスタイルに合わせて様々な巡礼の仕方や電車や車の交通手段があるので、自分の生活に合わせて四国遍路の巡り方も選べるようになってきています。

一般的な四国お遍路の巡礼の仕方としては下記のようなものがあります。

「通し打ち」・・・一度の旅で四国八十八ヶ所霊場を全て廻る方法
「区切り打ち」・・・四国八十八ヶ所霊場を何回かに分けて廻る方法
「一国参り」・・・徳島県(阿波)、高知県(土佐)、愛媛県(伊予)、香川県(讃岐)の4回に分けて「区切り打ち」をする方法

また、一般的な四国お遍路の巡礼の順番としては下記のようなものがあります。

「順打ち」・・・四国八十八ヶ所霊場の札所の番号の昇順に廻る方法
「逆打ち」・・・四国八十八ヶ所霊場の札所の番号の降順に廻る方法
「乱れ打ち」・・・四国八十八ヶ所霊場の札所の番号の順番にこだわらず、ランダムに廻る方法

このように四国お遍路は巡礼の旅としての多くの醍醐味を自分に合った様々な方法で体験することができます。

今まで四国お遍路を堅苦しいイメージで見ていた方も、自分に合った方法で自分自身を見つめる旅に出てみてはいかがでしょうか。

今回は四国お遍路の四国八十八ヶ所霊場を徳島県(阿波)、高知県(土佐)、愛媛県(伊予)、香川県(讃岐)の4つの地域に分けてまとめた札所一覧を掲載します。

※「第66番札所巨鼇山千手院雲辺寺」は現在の所在地は徳島県(阿波)ですが、四国八十八ヶ所霊場としては讃岐の札所として扱われています。